2006.9.06

■パリッコの「週間サザエさんレビュー」:2〜3

●2006.08.27放送分

- 作品No.5761「カツオ宝の山」-
■あらすじ:夏休み、タラが伊佐坂家からもらって来た古本の中に、甚六が過去にやった自由研究ノートがあり、カツオは大喜び。さらに計算の宿題を裏の老夫婦に“脳トレ”と称してやらすなど、ちょっとひどい。もちろん全部波平にバレました。
■見どころ:特になし
■ランク:C

- 作品No.5762「憧れの長い髪」-
■あらすじ:初っぱなからサザエさんでは見なれぬハムスターの登場に、期待の高まる1編。ワカメが長い髪に憧れ、髪を伸ばすと言い出す。最後に気が変わる。なんと言う事はない話だけど細かい見所多し。特にタラの吹き出し笑いは白眉。
■見どころ:
・タラの吹き出し笑い
・タラがイクラの髪型になる想像をしての大慌て
・波平のりツッコミ
■ランク:B

- 作品No.5760「こちら磯野旅館」-
■あらすじ:ワカメとタラのマイブームは、自宅での旅館ごっこ。漫画特有の都合の良い奇跡が色々起きて、磯野家に知らない人を泊めるはめに。タラ、もちろんご満悦。
■見どころ:
・花沢の暴走に、カツオ「花沢さん何考えてるのさ」と冷静
■ランク:C

●2006.09.03放送分

- 作品No.5764「イクラ美人調べ」-
■あらすじ:イクラが子供のくせに美人を見る目がすごく、カツオのクラス写真を見せるときちんとカオリを指す。反してタラは「花沢さんです」。
■見どころ:
・波平が「どうも一雨来そうだなぁ」と信じられないくらいベタな照れ隠し
・イクラが「バブゥ〜?」と珍しく語尾の上がる“バブゥ”
■ランク:C

- 作品No.5765「うちの外交官」-
■あらすじ:カツオの顔の広さは異常で、誰も知らない大学生みたいなやつとそいつんちのベランダで話し込んでいたかと思おうと、赤ちゃん連れの人妻とにこやかに談笑していたりする。あまりに営業向きなので、花沢のお父さんが養子に欲しがる程。どこで知り合うのか。
■見どころ:
・中島が眼鏡を外すと、タラになる
・オチの花沢の父、ふきだしに文字で“残念”
■ランク:C

- 作品No.5763「サザエのお行儀見習い」-
■あらすじ:サザエのおてんばが重なり、珍しく波平に何回も怒られる。最後にまたしてもハムスター登場。
■見どころ:
・波平が自分で起きると言い出したのに目覚ましに気付かず、家族で一番遅く起きたくせに「約束通り1人で起きたぞ」。
■ランク:C

●総評
 早速2週分ためてしまいました…。なので6話分の総評と言う事で。
 まずはやはり作品No.5762「憧れの長い髪」で、レビュー開始後初のBランクが出たのが朗報と言えますでしょうか。タラが、カツオが中島の髪型になる所を想像して、口をとんがらかして「プフー」と笑うのですが、その不自然さと言うか、そこにほぼ持っていかれた感じですね。作品No.5764、作品No.5763では波平の活躍が目立ちましたが、それぞれもう1歩決め手が欲しかったという事で、Cランクに止まりました。
 ところで8/27、9/3共に、1度ずつハムスターが登場するのですが、どちらも特に本筋とは関係なく、出番も1度ずつ。これは製作陣の誰かがハムスターでも飼い始めたという事なのでしょうか? その割には、ハムスターの描写がいびつというか、手足がやけに大きく、ネズミに見える所も不思議でした。

2006.8.23

■パリッコの「週間サザエさんレビュー」:1

 突然ですが皆さんは、サザエさんって見てますか? え? 見てない!? このバカアホ野郎!!! 当然僕は毎週見てますし、きちんとDVDに整理保存しています。それでせっかくなので、ここで毎週レビューをしてやろうと思ったのです。サザエさんには極稀に、異常におもしろい(というか何か変な)回があるので、それをランクAとします。以下、ちょっとよかったをB、普通だったをCとしますが、はっきり言って超主観的感想で、すごく制作者の意図に反した見方をしてしまってる気がするので、あまり参考にしないで下さい。信用もしないで下さい。それでは!

●2006.08.20放送分

- 作品No.5757「イクラの地球儀」-
■あらすじ:イクラがフリーマーケットで見つけた地球儀に大ハマり。それを見たタラは年甲斐もなく羨ましがる。その後イクラはノリスケ&タイ子に連れて行かれた本物の海を見て熱を醒まし、地球儀をタラに譲る。タラは「僕も本物の海がいいです」と傍若無人。
■見どころ:特になし
■ランク:C

- 作品No.5758「カツオ人権問題」-
■あらすじ:カツオが猫を拾い、勝手に自分の現状に重ねて丁重に扱う。その後飼い主に返す。
■見どころ:
・野良猫に妙になつかれた波平の「おぉ、コラ!」
・波平の布団に猫
・虐げられ寂しそうなタマ
・オチの波平ぼやき「とっても付き合いきれんわ…」
■ランク:C

- 作品No.5759「ツルの一声」-
■あらすじ:いつでも調子者のいいカツオに容赦なく飛ぶ波平の怒号、それは“ツルの一声”どころではない、まさに“雷”!
■見どころ:特になし
■ランク:C

●総評
 レビューを始めてみたはいいのですが、初回から全エピソードランクCという残念な結果に。まぁそこは次週以降に期待するとして、作品No.5759「ツルの一声」にこんな一説がありました。
 カツオが行った悪事に対し、波平は自分の部屋で雷を落とすスタンバイ。帰宅したカツオにサザエはまっ先に「お父さんがお待ちよ」と煽りを入れます。するとカツオは「避雷針が必要だ」と一度子供部屋へ寄り、机の引き出しから何やらマッチ箱を取って波平の元に向かうのです。さてこのマッチ「バー いやし」と表記されており、つまり波平はそれを酔っぱらって廊下に落とすなりしてカツオに拾われ、それが弱味となり雷を落とし損ねるという、言わばこのお話のオチなのです。
 僕はカツオが“避雷針”等と口にした時点で「あぁ、いやだな」と感じました。それは、サザエさんを見ていると少なからず波平がこの様な形で威厳を落とすシーンが登場するからで、普段は、日本からその姿を消しつつある頑固ながらも良き父親像そのものを体言する存在でありながら、こんな時だけはカツオの言いなり。怒る事もせず、サザエに「どうしたのよ、お父さん?」と問われれば「あわわ…あぁ」等と答えるばかり。確かにお話の流れから考えると、最後にカツオが1本取った形となる見事なオチが展開され、ひとつのエピソードとして綺麗にまとまっているとは言えそうです。だけど、少し安易なんじゃないかなと僕は思うのです。原作の方は、特に後期にはかなりブラックかつ過激な内容も少なくなかったというサザエさんですが、こちらはTVアニメ。日曜の夕方、間違いなく全国民、老若男女が楽しめる健全なプログラムとして放映中のはず。波平を滑稽に見せて笑いをとろうとするならば、女性のシュミーズが見えて顔を赤らめる、と言った程度で止めて頂きたいものです。
 みなさんはどう思われましたでしょうか?

2006.8.17

■パリッコの「しりとり読書感想文」:1〜4

 突然ですが皆さんは、読書ってしてますか? 本を読むと脳に良さそうだし、頭も良さそうだし、やった方がいいなって思いますよね。え? 読みたい本がない!? このクズ馬鹿野郎!!! そんな貴方、そして僕にうってつけの素敵な読書法があるんですよ!

 これは某御仁に教わったんですが、読み終わった本のタイトルの最後の1文字で始まる本を古本屋さんに行っては探し、エンドレスで読みすすめるという、その名も「しりとり読書」です!

 いい所は何と言っても、今、読める本にかなりの縛りが生じるので、自ずと普段だったら絶対に読まねぇだろって本を手に取る事になるという点ですね。全く興味が無かった作家、分野、お話にふれて見聞を広めるなんて、なかなか素敵なんじゃないでしょうかね? ちなみに悪い所は「ん」で終わる本を読めないとこと、めちゃくちゃつまんない、またむつかしい本に当たってしまったら辛すぎる、という事でしょうか。

 まぁとりあえず、ヒマな人はやってみればいいんじゃないですか〜?


 つーわけでヒマな僕は先日から勝手にやってたんですが、どうせヒマなら感想も書いてやろうって事でこれからちゃんと1冊1冊ここに記していこうと思います。で、すでに4冊読んじゃったのでもう最初の方は忘れ始めていますもんで、第1回は4冊まとめてダイジェストでお送りしたいと思います!


- 001:朝ごはんぬき? / 田辺聖子 - あ→き

 何も大きな問題が起らない井戸端小説。主人公であるハイミスとその元彼、主人公が住み込みで働く家の主である女流作家とその夫、この2本のストーリーを柱に、解消されない伏線と、微々たる問題が必要以上にドラマチックに描かれます。特に、女流作家の夫が突然に家出、その理由が「たまには外のもんも食ってみたかったんや」だった事に対し、妻は浮気と勘違い。読者の誰もが、それが本当にただのグルメ旅行だった事がわかっているであろう所を1章分くらい引っ張ったのには閉口。

 ただし軽妙な文体、嫌みのない登場人物、さらっと読めるストーリーと分量等、こんだけ言っといて何ですが、割と楽しく読めました。特にね、その作家の先生のキャラがよくて、名言も多数。常にテンション高くて「無礼者!」とか言ってる感じ? また読みたいとは思わないけど、続きとかあったら読んでみたいかな。


- 002:君たちはどう生きるか / 吉野源三郎 - き→か

 真面目な中学生“コペル君”の身の回りに起こる事件と、従兄弟で頼れるお兄さん(名前忘)がコペル君宛に書いたという体の日記の、2パートのローテーションによって構成される中学生向け道徳の教科書的作品。“コペル君”という響きに惹かれて購入しましたが、すごくいい事がたくさん書いてあって、さらに読後感の良さは今まで読んだ本のなかでもピカイチ! 他人にどんだけ迷惑がかかってもいいやぁ〜とか
すごい事を考えている無法の若者、超自己中ですぐに切れたりするおじさんやおばさんも読んだ方がいいと思うなぁ。何と満州事変の年の作品ですと!


- 003:仮面のディスコテーク / ウォーレン・マーフィー- か→く

 無能でアル中の私立探偵トレースが、終止嫌でたまらない典型的なアメリカンジョーク的会話を繰り広げ、話進まねぇなーと思ってたらアッサリその彼女が真相を見破って終わる、嫌でたまらない推理小説。肝心のトリックもお粗末。少しネタバレになりますが、「わかった!犯人はボイスチェンジャーを使っていたのよ」(得意げ)「何! そんな機械が存在するのか!?」とか…。すいませんが、嫌でたまらなかった。


- 004:クライシスF / 井谷昌喜 - く→ふ

 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞のサスペンス超大作。遺伝子組替作物、アフリカの風土病、ロシアのマフィア、誘拐、爆弾、解決! とかそんな感じ。つまらなくは無かったですが、小難しい雰囲気があんまり好きじゃ無いので、楽しくもなかった。僕でも気付く違和感、矛盾点も多数。もうこういうジャンルはいいやぁ、ごめんね!



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